画集刊行記念展のお知らせ

松岡 歩 画集刊行記念展 ~想いが生まれるとき~

このたび大丸心斎橋店、名古屋松坂屋本店にて2016年以来5年ぶり三度目の個展を開催させて頂くことになりました。
私にとっての制作とは、それぞれの体験から生まれる感情の記憶、またはそれを取り巻く環境から生まれる「想い」だと思っています。
一旦仕舞われたそれぞれの想いが解放される時こそ、作家としての造形活動の始まりです。
この度発表する作品たちは、42年間生きてきた中からばらばらに切り取られた想い出の場面でありますが、現在の私も次はどのような想いが生まれるのか、その一瞬に期待しながら日々生活しています。
「想いが生まれるとき」と題された今回の個展は、それらを線で結ぶアルバムのような展覧会となりました。
何卒ご高覧賜りますようお願い申し上げます。

9月22日(水)→28日(火)〈最終日は午後4時閉場〉
大丸心斎橋店8階
アートギャラリー〈Artglorieux GALLERY OF OSAKA(アールグロリュー ギャラリー オブ オーサカ)〉

10月6日(水)→12日(火)〈最終日は午後4時閉場〉
名古屋松坂屋本店8階 美術画廊

<コラム>映画館について

自宅から車で10分位にシネコン系の映画館があり、PCの画面上ではなく劇場で映画鑑賞できることは、田舎町で暮らしながらも味わえる贅沢な気分転換方法だ。

何せ15分前には自宅で絵筆を持っていたのに、今目の前には大スクリーンが広がっている感覚は、都会で暮らしたことの無い私にとっては新鮮かつ不思議な気分にもなる。

大体がレイトショーでの鑑賞なのでお客さんも少なく、時には貸し切り状態で嬉しいやら寂しいやら。特にホラー映画を一人で観たときはさすがに緊張したが、鑑賞者一人での上映はどれくらいの赤字になるのだろうか、とか考えたりした。

もう25年も前になるが、私が大学に入学する以前は都内にミニシアターが多くあった。高校生~浪人中に単館上映の映画館に足を運ぶ日のわくわくする気持ちは今も忘れられない。

高校三年生の時にシネマライズ(渋谷)で観た「ファーゴ」は今でも大好きな映画の一つだし、シネヴィバン(六本木)で観たアニメ映画「ファンタスティック・プラネット」はカルト的な人気作で、六本木という土地にあるシアターならではの流石のチョイスだったと思う。

高田馬場のACTミニシアターは日本一小さな映画館。「アンダルシアの犬」や「戦艦ポチョムキン」といった衝撃的な作品を若き日に体感できたことは有り難い体験だった。

大学入試に失敗し、浪人生活に突入。その頃はレイトショーを観ることは時間との戦いで、千葉の実家へ帰るには有楽町、銀座あたりがギリギリの距離。新宿含め中央線界隈のレイトショーは諦めざるを得なかった。それは親元で浪人している立場上だけの理由でなく、単純にバイタリティーも無かったのであろう、オールナイト上映なんて唯々憧れるだけであった。

そして4浪もしたが大学に無事(無事というのか)入学し、また映画館に爽やかな気持ちで通えるようになった。

千石にあった三百人劇場での「ロシア映画の全貌2001」では、買い過ぎた回数券を消化するために付き合ってもらった友人達が、もれなくエンターテイメント性に乏しい作風に困惑していたが、私はカザフスタンやグルジアの映画と初めて出会い満ち足りた気持ちになったものだ。

逆に渋谷シネパレスで見た「I.K.U」は自分なりに背伸びをしてしまい、場違いな雰囲気に戸惑いを感じてしまった苦い記憶がある。

このように思い出をあげればキリが無いのだが、これらの映画館はもはや思い出の中だ。

単純に物体として存在しないのだ。

大学を卒業して作家になり、年を重ね、ある程度の時間の自由を得ていく最中、悲しい程のペースでミニシアターという遊び場が次々閉館していった。

マニアックで、当時単館上映でしかチェックできなかった映画も、今はPCさえあれば気軽に鑑賞できるようになった。もはやDVDすら不要なのだから小さな映画館が淘汰されるのは抗えない運命なのか。

オールナイト上映を見終え、まだ朝を迎えぬ薄暗い中、動き出す前の都会を歩く。それが勝ち組のように思っていたあのころの憧れは風に消えてしまった。

アトリエにプロジェクターで映し出すホームシアターレベルでは到底補えない悪魔的な魅力が小劇場にはある。返してくれないならいつか自分でそれを創り出したい。

感謝の気持ち

今回は感謝の気持ちを書きます。

先月発売開始された画集ですが、発売前から予約頂いていた方が多かったのでしょう、Amazonの画集新着ランキングでは1位、売れ筋ランキングでも確か4位~5位あたりにランクインして、各ネットショッピングのサイトでは一時品切れ状態になりました。

一部の業者が約三倍のプレミア価格で売りはじめたり、一体全体どうなってしまうのか、何故すぐ再入庫されないのか等慌ただしい時期もありましたが、現在は普通に流通してホッとしています。

私は、作風は大人しい部類に入り、流行ったこともなければ完売したこともない地味な作家です。

正直、淡い期待はもちつつも、自分の画集なんて全然売れないだろうと思っていました。

しかし、周囲の人間には恵まれています。

様々な方に支えられ、充実の一冊ができました。

売れなかったとしても、この本には罪は無い、不景気のせいにしよう、などといろいろな言い訳を考えたりしていました。

そして今。

一般的な知名度に反して画集が売れている理由は、昔から応援して頂いているコレクターの方は勿論のこと、私が情報を発信しているSNSのフォロワーの方々や昔馴染みの友人、そして先輩後輩含めジャンルを超えた作家仲間、つまり私にとって身近で大切な方々に支えられたものです。

42年間様々な人々にお世話になってきました。私の画集はその証としてこの世に現れ、その証が新たな出会いを呼び、今、自分の域をさらに拡げようとしてくれています。

皆さま、本当に有難うございました。

そして、この画集が本当に良いものなのか、価値のあるものなのかは、今後の自分の人生が決めるのだと思います。

皆さま、今後とも応援よろしくお願い致します。

画集刊行への道③

画集は6章に分類され、そのほかに瑞聖寺襖絵のことや、私の芸術性を論じた解説などの文章が掲載されていますが、その構成を含めすべては名都美術館主任学芸員の鬼頭美奈子氏によるものです。

鬼頭さんは15年前に「松伯美術館花鳥画展」に出品した時から、現在まで私の画業を見守り続けて頂いている、とても頼りになる先生。

実際の鬼頭さんはほんわかした雰囲気を醸す優しい女性ですが、以前私に「鶏口となるも牛後となるなかれ」という史記の言葉を教えてくれた人で、文章は骨太で逞しい。

私も忘れていたような若気の至り的エピソードも解説文に書いてくれて、この画集を面白く立体的にして下さいました。

その素晴らしい文章を、一部抜粋致します。

以下は、隈研吾氏が設計した白金台瑞聖寺の庫裏に奉納されている襖絵「闇霧」の解説文です。

2018(平成30)年、創建350年を迎えた紫雲山瑞聖寺の一画に位置する庫裏が、新たな装いで生まれ変わった。設計を手がけた隈研吾は言わずと知れた日本を代表する建築家の一人であり、和のイメージを重視しつつも大胆で革新的な造形美が高い評価を受けている。「開かれた寺院」をコンセプトに再建された庫裏は、方形の池をコの字型に取り囲む洗練されたデザインによって瀟洒な趣を宿し、人々を非現実的な空間へと招き入れる。また、池の中央に占める水盤は、それをステージと見たて様々な催しが行われることを想定しており、地域住民と深く繋がらんとする住職の理想が形となってその景観を彩っている。室内に座し、満々と水をたたえた池を眺めれば自ずと深奥なる境地へ導かれ、白金の地で江戸最初の黄檗宗寺院として建立されて以来、信仰を集めてきたこの寺の歴史と精神を知る思いがする。松岡の手がけた襖絵《闇霧》は、その美しくも清浄な世界へ来訪者を誘う重要な役割を担っており、画家としての手腕が問われる仕事となった。

大広間を包み込む白壁に突如現れたかのような寂々たる情景、それはモノクロームで表現された一面の枯葦原で、通常よりも大きなサイズの襖が観る者を圧倒する臨場感を伝えている。僅かな葉を残してすっくと立つ葦もあれば、途中で折れてしまったもの、寄りかかる葦を支える姿もあり、そこに松岡は人々の生きざまを重ね合わせたのだという。人生は千差万別ありながら人は皆霧の中を手探りで進み、何処へたどり着くともわからぬまま先を目指す。松岡の人生は道半ばであるが、紆余曲折を経て彼なりの絶望や喜びを味わってきたに違いない。その偽らざる想いを託したことで、誰もが等身大で向き合える禅の教えが示されている。鑑賞者が遠目に見ることを意識して筆を揮ったと語る松岡だが、それは目先のことにとらわれず、一歩引いた眼差しで自己観照に徹しよという彼からのメッセージなのかもしれない。

画集刊行への道②

画集といえば、デザインを凝りすぎてしまうと不必要に豪華な仕様となってしまい、一度本棚にしまうと次に開く機会が無くなるほど、重くて分厚いものが多い。

本好きな私は、やはりボロボロになるまで読んでもらえるような画集にしたかったので、絵を見て楽しむ視覚的要素だけではなく、読んでも楽しめる画集を作りたいと思いました。

そうなると、ほとんどの画集は他者との対談を載せても1コーナーですが、私の画集は座談会と対談の2コーナーを設けました。

<座談会>

座談会メンバーは彫刻家の大森暁生氏、女流日本画家の大竹彩奈氏、日本画商の夏目洋史氏、と私の4名。

大森暁生氏はジャンルは違えど私が最も目標とする芸術家であり、アパレルブランドやミュージシャンとのコラボレーションを続けるこの世界のトップランナー。

大竹彩奈氏は大学の後輩でもあり、友人でもあり、職場では同僚でもあった、今や美人画ブームの立役者といえる人気作家。

夏目洋史氏は私が初めて作品を買って頂いた画商であり、日本美術の未来を支える立場である老舗日本画商、靖雅堂夏目美術店の四代目。

3人に共通していることは、私のことをよく知りながらも仕事内容が全く異なるということ。

ジャンルの違いから幅広い内容に話が広がり、ノーカットで編集できないのが残念なほど、座談会の内容はとても濃いものになりました。

<対談>

対談の相手は陸上選手の鈴木亜由子氏。東京オリンピックマラソン代表という名実ともにトップランナーながら対談の相手を快く引き受けてくれました。

私が鈴木氏の大ファンである為希望して実現した対談であり、世間の知名度では雲泥の差がある鈴木氏。しかし、この本の主役は私ということでホスト役に徹し、話を組み立ててくれました。

「秀才ランナー」と呼ばれる所以か、鈴木氏は驚くほど好奇心旺盛で、馴染みのない日本画について多くの質問を投げかけてくれるなど、 その姿勢に何と感謝すればよいのか。

その目には適当に答えても許してくれなそうなオーラがあり、画材の説明から、芸術とスポーツの共通点を探っていく流れの中、私も真剣に言葉を選び、最終的にはライバルや仲間、後輩たちとの関係まで語り合うことができました。

以上の座談会と対談が、この画集を読み物として面白くさせています。コロナ禍において実現には苦労もありましたが、どちらもじっくり読んで頂ければ幸いです。

画集刊行への道①

<画集を作ろうと思ったきっかけとコンセプト>

日本画を学び始めて20年経ちました。いろいろな事があったはずですが、本当にあっという間です。

私がこの度画集を刊行したいと思った理由は、年齢も40歳を超え、若手から中堅作家へ立ち位置が変わる今こそがキャリアを区切る1度目のタイミングなのではと思ったこと。また、いくつかのターニングポイントとなる作品が生まれ、自分でもその制作してきた記憶を記録し、整理し振り返ることが新たな挑戦をしていくうえで必要だと思ったからです。

また、何人かの画商さん(私の絵を販売している人)から、そろそろ画集を出してもよいのでは?と後押しされたことも追い風となりました。

売る側からしても、展示を見に来るお客様やコレクターの方に、その場の展覧会図録だけではなく過去の作品を含めた画集があると、作家や作品の魅力を紹介しやすいとのこと。

確かに美術品は値段も高く敷居は高い。その点画集は価格的にも手に取りやすく私を応援して頂く最初のきっかけになり易い。インスタグラム等SNSのフォロワーの方や、古くから応援して頂いているファンの方含め日頃お世話になっている方々に恩返しをする意味でも、ネット上に広がるデジタルの世界だけではなく実際に手に持てるアナログ感、つまり「物」は必要であると考えたのです。

そして、いざ画集を作るとなったらどんな内容にするかを考えました。

コンセプトは子供から大人まで、つまり幅広い世代が楽しめる本にするということ。

私自身幼少期に親から与えられた様々な絵本や図鑑、こども百科事典が現在の造形活動に紐づけられていることもあり、教育の持つ意味を体感しています。

私の作風は、シロクマやライオンなどなど受け入れ易いものから、一見分かり難い、いわゆる好事家たちの心に響く風景までふり幅が広いことが特徴のひとつです。

子供達が入り込みやすい馴染みの動物達から始まり、知らない生き物や知らない風景、そしてその先に広がる無限の世界を感じ取ってもらえたら、そして大人たちが過去の記憶を辿りながら、子どもの頃のワクワクするような好奇心を今一度取り戻せるような画集となっていたらとても嬉しいです。

※画集は2021年5月21日発売ですが、Amazon、楽天ブックス、HMV等のオンライン通販では予約販売されています。宜しくお願い致します。

生命あるものを描くとき

私が作家として歩み始めた頃から、ライフワークとして数々の動物や両生類、海の生物などを描いて来ました。

その理由を問われることも多く、それぞれの表情や質感に興味を抱き制作意欲が湧いてくる、などと答えることが多かったのですが、それは一つのきっかけに過ぎません。

振り返ると、人間社会にも存在する様々な心、すなわち気持ち、想い等の感情的なものをそれぞれの佇まいや目線、群れる姿などを通じて表現したかったのだと思います。

制作するうえで注意している点は、動物で言えばやさしい感情を表現すればするほど陥りやすい、可愛いさや癒しのみに片寄った絵にならないようにすること。世間的に馴染みのない生き物を描くときは、奇をてらっただけの絵にならぬよう、その都度伝えたいことが画面に滲み出てくるまで筆を置かないことです。

結局は自分との戦いになりますが、粘り強く筆を進めることが作品の説得力となっていきます。

お酒の絵について

お酒とは、味や香りは勿論ですが、視覚で楽しむ要素も大きいのではないでしょうか。

バーでグラスに注がれたその美しい水は、うす暗い店内に置かれた色とりどりなボトルと共に、時には光彩に、時には微光を放ち私に珠玉の想いを与えてくれます。

私にとってレストランやバーで過ごすときは、作家活動を様々な側面から支えてくれる貴重な時間です。好くしてくれるシェフやマスターの顔を思い出しながら、グラスの中身に色を差していきます。

理想の発色に近づけることは至難の業。未熟な技量を痛感させますが、365日晩酌を欠かさくなった今、新たなモチーフとしてお酒が登場したことは、私生活と繋がるとても自然なことかもしれません。

関東では3年ぶりの個展です

11月4日から11月9日まで、日本橋三越本店にて松岡歩日本画展~想いが生まれる時~を開催致します。

三越では3度目の個展です。三越の広い会場での日本画家の個展としては最年少と聞きました。とても光栄で、有難く思います。

屏風2点を中心に、雑誌更生保護の表紙絵まで20点以上、幅広く展示いたしますので、皆様どうぞ宜しくお願い申し上げます。

また、この個展は画集刊行記念展と銘打たれております。

コロナ禍の影響で準備がスライドし、画集刊行は来年の春~初夏に求龍堂から出版となりますが、会場では予約受付致しますのでご理解いただければと思います。

会期 11月4日㈬~11月9日㈪日本橋三越本店6階特選美術画廊

午前10時~19時※最終日は午後5時まで

最終締切まであと少し。頑張ります!

https://www.mitsukoshi.mistore.jp/nihombashi.html


9月の絵

人が街に戻った後の静かな海を眺めています。

9月は夏が過ぎ秋の風が吹き始める季節の変わり目ですが、ここ数年は暑さが収まらず困ったものです。

幼少期、夏休みの終わりと新学期の始まりに時が経つことの儚さを感じました。

人生があっという間に過ぎていことを感じる、私にとっての9月の絵です。

八月の絵


8月は私の誕生月。
楽しい夏休みのイメージ。
記憶しているスイカの味、入道雲、夏の風を表現するために風船を飛ばしました。
私なりに表現した8月の絵です。

吉高の大桜

アトリエから徒歩30分。30年前は知る人ぞ知る、現在は有名なスポットとなってしまった「吉高の大桜」。人が少ない早朝に取材してきました。

樹齢300年以上の日本一のヤマザクラです。ソメイヨシノとは違う力強さがあります。

SONY DSC

<コラム>日本画は進化していく

日本画というと、現代の日本において守るべき文化の一つとして取り上げられることがしばしばある。しかしその風潮は有難いことだと受け入れながらも、守られなければ衰退してしまうジャンルに日本画が分類されることに対しては、私はなんとなく腑に落ちない気持になる。 実際、日本画を制作する上で欠かせない画材については、業界自体が縮小化していく印象がここ 10 年で顕著だ。膠の製造元の廃業や、原料の不足だけではなく、法律上生産できなくなった絵具多々あり、作品制作に支障を来すこともあった。
しかし絵を描く人間も素材を作る人間も変わらず存在していくのだから、守るという意識ではなく更なる発展に向けて気持ちを切り替えて行けば問題はないというのが私の考えだ。
では、作家側が日本画の発展に向けて何をすれば良いのかといえば、日本画の存続を危惧して対策を練ることや、学術的な視点で研究を重ねることよりも、実は単純により多くの作品を生み出していくことに邁進すべきだと思う。
日本画材の扱い方はその日の天気、つまり湿度や気温により工夫が必要になる繊細なものだ。多くの天然の素材と向き合うその仕事は、完全なマニュアル化が不可能な無限な世界。四季のある日本で発展した日本画は、経験と勘による自然との対話が必要であり、自由自在に画材を使いこなし、思い通りの表現を作品に反映させるまでの試行錯誤は、常に挑戦と失敗の繰り返しである。
ゆえに、ものつくりの人間としては知識を得るために文献で素材を調べる時間より、より多くの実践を重ね、画材の特徴を体で覚えていくことが必要なのでではないか。失敗を恐れず色々なことを試し、躊躇することなく上質な絵具を使っていく。時には貴重な画材が作品の成功に結び付かないこともあるが、何時の日か報われるための失敗であるならば、数多くの名品を残してきた偉大な先人たちも必ず応援してくれるはずだ。
そこで得た経験が画材を生産する企業に伝われば、数十年前とは確実に変化した現代の風土にあった製品も生み出されるだろうし、実際、現代作家の用途やニーズに合わ合わせた新しい筆の開発に力を注ぐ若き職人もいる。また、画材店の売り場には 20 年前には無かった商品がすでに多く目につき、日本とは全く異なる気候の国でも対応できる新素材がさらに商品化されていくであろう。
作家と企業がそれぞれベストを尽くし切磋琢磨していく日本画の世界は、今後本格的に海外進出していく。その伸びしろの広さは日本画が進化していく可能性に置き換えられるものであり、守りの姿勢ではなく常に攻めの姿勢であるべき事を私たちに告げている。

アートジャパン「日本の美を支える企業」掲載




水田  

2018 170×215㎝

1月の展覧会

松岡歩・川﨑麻央 二人展

2020年1月8日から19日

会場 松村画廊 香川県高松市内町1-2 佐々木ビル1階

http://www.t-mg.co.jp/

AM11時~PM6時(会期中無休)

川﨑さんとともに11,12日の土日在廊致します。

香川の松村画廊、松村光太郎さんがギャラリー松村としてこの度独立し、この二人展が初の企画展となります。彼は飾りつけの天才ですが、この展覧会が画商としての第一歩。記念すべき展覧会の出品作家に選んでいただき光栄です。

50号~小品まで新作8点ずつ展示致します。

お近くの方、ご興味のある方、是非とも宜しくお願いいたします。

11月の展覧会

[第4回 獅迅会]
柳井美術にて今年も獅迅会が開催されています。瀧下先生選出のメンバーでの6人展。来年の干支、子年をテーマにそれぞれ4号の作品を出品、+6号は各自自由の計2点を展示致します。
ご高覧よろしくお願い申し上げます。

https://www.yanai-bijutsu.jp/
会場:柳井美術 東京都文京区千駄木1-22-33会期:2019年11月18日(月)~25(月)11:00~18:00 最終日17:00まで

今後の展覧会

第6回 双の会

2019年11月7日㈭~16日㈯

出品作家 岩田壮平 奥村美佳 狩俣公介 松岡歩 松村公太

私は10号2点出品予定です。

会場 春風洞画廊 東京都中央区日本橋3-8-10

http://shunpudo.co.jp/

宜しくお願いいたします。

9月の展覧会

秋駿会

荒木恵信、大久保智睦、高島圭史、廣瀬貴洋、松岡歩、宮北千織、山本浩之、藁谷実

会期 9月9日~14日

場所 銀座スルガ台画廊 中央区銀座6-5-8 トップビル2F

6号、4号を出品致します。宜しくお願い致します。

東北地方初の個展

※東北地方初の個展です※

仙台三越「杜の都アートフェア」内の総力企画として個展が開催中です。

6曲の屏風から小品まで約20点展示しています。

31日㈯14時からはギャラリートークもあります。
新たな出会いがとても楽しみです。
(会期は8月28日〜9月2日まで。在廊は30日、31日)
東北の皆様宜しくお願い致します。

今月の展覧会

今月は東京と富山でグループ展があります。

「無窮の会 Trilogy vo.1」

7月24日~7月29日(最終日は午後五時閉場)

会場 日本橋三越6階美術特選画廊

20号、10号、8号を出品させていただきます。

https://www.mitsukoshi.mistore.jp/nihombashi/shops/art/art.html

「空翠会」

7月25日~7月30日

会場 富山大和6階ホール

10号、6号を出品させていただきます。

http://www.daiwa-dp.co.jp/toyama/

ご興味のある方、お時間が御座いましたら宜しくお願い致します。

「然の会」ご高覧有難うございました

 

少し時間が経ってしまいましたが、「然の会」無事に終了いたしました。
自分にとっては他の出品作家4人も、日本橋三越のスタッフも皆さん歳下で気を遣わせてしまうことも多々あったかと思いますが、それぞれがベストを尽くそうと努力し、たった6日間の展覧会ですが充実した1週間でした。
作家とスタッフ、大切な仲間達で創り上げた展覧会。ギャラリートークも好評だったと思います。
残念なのは学生達に思っていたより観に来てもらえなかったこと。勿論、少なくはない人数が足を運んでくれましたし、学業で忙しい中、貴重な時間を割いてくれた学生との絆はより深まりました。しかし全学年、全学生に観て貰うことを目指し自費で図録を制作し配布する等の努力はした結果ですが、目標には程遠く次回への課題が残りました。もっと工夫して後輩達の目標になる背中を見せなければ。
なにあれ喜ばしいことに、次回のオファーを頂きましたので、今後とも「然の会」の応援を宜しくお願い致します。次回は2021年開催となりそうです。

 

念願の「然の会」

5月29日から日本橋三越にて東京藝術大学出身の日本画作家5人によるグループ展『然の会』が開催されます。

この展覧会の企画案が出たのが3年以上前。それから三越の方々と様々なことを時間をかけてじっくり話し合い、やっと実現した私にとって念願の展覧会です。

そして今回は天然素材の日本画材のみ使用した作品を、各作家5点ずつ発表致します。

天然の画材のみで制作することの意義や価値は、各作家でそれぞれ違った考えがありそうです。

その辺りは6月2日のギャラリートークでお話しできればと思っています。

このグループ展は毎年当たり前のように行われるものではなく、機が熟した時に開催される不定期な展覧会となります。よって次回が何時になるかは未定ですが、是非第1回「然の会」を応援して頂ければと思います。

 

会期 2019年5月29日(水) ~ 2019年6月3日(月) 最終日は午後5時閉場になります。

出品作家 石原孟 大竹彩奈 川﨑麻央 長澤耕平 松岡歩

https://www.mitsukoshi.mistore.jp/nihombashi/shops/art/art/shopnews_list/shopnews072.html

 

老雄 50号 然の会出品作

 

宜しくお願い致します。

 

芸術新潮5月号

※芸術新潮5月号※

発売中の芸術新潮5月号に「松岡歩の創作との向き合い方」と題した特集が掲載されています。カラー5Pの取材特集は雑誌掲載においては過去最大の枠でとても嬉しいです。

内容は私の画業の過去を振り返りつつ、今後の展望にも触れています。

 

 

5月号はイケメンで話題の帝釈天や東博の展覧会等、今何かと話題の東寺特集なので、自分の記事に関わらずオススメの号です。宜しくお願い致します。
また、今回の特集を掲載するにあたり協力頂いた皆様に感謝申し上げます。

芸術新潮 https://www.shinchosha.co.jp/geishin/

2004年度の卒業制作展示中です

5月26日まで広島県の平山郁夫美術館にて開催中の「平山郁夫と日本画家の若き想い」展に大学の卒業制作「ナファス」が出品されております。
卒業制作は大学の卒論に値するもので、人生で初めて描いた大作でもあります。
お近くの方、ご興味のある方、是非是非宜しくお願い致します。

平山郁夫美術館HP

http://hirayama-museum.or.jp/event.html

 

画像に含まれている可能性があるもの:1人、立ってる

2005年1月東京都美術館にて

<コラム> 話題の落書(描)き

先日、印西市の双子公園に描かれた、世界的アーティスト、バンクシー(?)の落書きと思われる絵(アート?)を見に行ってみました。
TVで取り上げられた影響から日中は見物人で賑わっているらしい。公園の駐車場も大きくはないので、まだ薄暗い午前6時前に出発。
暇か、と思われても仕方無いですけど、車で10分掛からないくらいなので…。

トイレの外壁に描かれた銃を持ち歩くサルの絵。銃には子ザルがぶら下がっている。意外と大きい。

しかし早朝から清掃員の方がトイレをキレイにしてくれている姿を見て、写真を撮るのも申し訳ない気持ちに。すいません、仕事の邪魔にならないように何枚か…。うーん。

私はこの絵が本当にバンクシーの絵だとしても、ただの落書きと同等に扱い消去する印西市の姿勢は正しいと思う。公共の施設を市民が安全かつ清潔に使用できることは、様々な人々が携わる本気の仕事のたまもの。

それにしても明けの印旛沼は本当に美しかった。学生の頃から良く取材に来ていたけれど、この時間の訪問は初かもしれない。印西市に引っ越してきてもう半年。印旛沼の春が楽しみな冬の終わりです。

 

今月の展覧会

2019年も、松岡歩本人共々このHPも宜しくお願い致します。

スタートの今月は同じ会期でグループ展が2つあります。

第73回春の院展 入選者選抜展
2019年1月22日(火)~28日(月)
そごう横浜店 6階美術画廊
※最終日は午後4時閉場。
10号と6号一点ずつ出品

華厳の会 ~桜を描く作家展~
1月22日(火)~28日(月)
そごう千葉店
※最終日は午後5時閉場
10号1点出品

お時間御座いましたら宜しくお願い致します。

<コラム> 鶏口となるも牛後となるなかれ

10月も終わるころ、実家に帰ると名都美術館から展覧会のお知らせが届いていた。

「とっておき日本画コレクション」というワクワクするような企画。

この展覧会の主役は福田平八郎の「漣」。重要文化財であり、日本画の究極形ともいえる傑作だが、チラシの裏面を見ると、一度実物を観てみたかった池田遙邨作「雪の大阪」が展示されるとのこと。今回お知らせを頂いた学芸員Kさんのギャラリートークも聴講したいので、次の日、日帰りの突貫で名古屋まで足を運んだ。

展示内容は今まで強く掘り下げられてはいない大阪画壇について触れるものであり、著名な作家ばかりだが初めて目にする絵が多く、遠出をした価値は十分だった。

ギャラリートークとは一般の美術愛好家に向けてのもので作家に何かを教えるものではないが、Kさんの話は私にとっても興味深いエピソードが織り交ぜられ、飽きが来ず、かつ分かりやすい作品解説は絵を鑑賞しながらでも自然と頭の中に響いてきた。

 

「鶏口となるも牛後となるなかれ」

 

トーク終了後、Kさんとの雑談の中で出てきた史記に書かれた言葉。

簡単に言うと大きな集団の尻について回るより、小さいながらも集団の長として生きていく精神を述べるものであるが、Kさんは常にその言葉を胸に仕事をしているという。

なるほど、小さな美術館であるからこそ独自な目線から内容の濃い展覧会を生み出していける喜びと、同時に集客数の問題や来客者を満足させなければならない苦悩、そして何より日頃の努力が生み出すKさんの実力の謎がストンと解ける言葉だった。

その言葉はオリジナリティ溢れる作品を作ることを目標にしながらも、客観的に自作を見つめるバランス感覚が必要な作家の根底にもあるべきもの。

とても慌ただしい一日ではあったが、いただいた有り難い言葉に刺激され、湧き出るモチベーションを感じながら帰路についた。

 

癒しの絵?

グループ展「双の会」が11月8日から日本橋の春風洞画廊で始まります。
2点の作品は対で関連性のある1組として、1点でも作品として成立するもの、というテーマの展覧会です。
今回は獅子と虎の肉球がテーマ…ではなく、本来は獰猛な動物が、肉球を露わにするほど安らかに眠る姿を通して、「安心」、「休息」、「やすらぎ」等を表現できればと制作しました。

院展の先輩から「癒し系の絵なんて描いてどうすんの?」みたいに批判された事もありましたが、自分の絵が人の心を癒す要素があるのだと気付かせてくれた出来事でもありました。

自分の絵描きとしての役割の一つだと思い、今後も優しい動物画を時々描いていこうと思います。

第五回 双の会
2018年11月8日〜17日
会場 春風洞画廊 東京都中央区日本橋3-8-10

http://shunpudo.co.jp/exhibition/

出品作家
岩田壮平 奥村美佳 狩俣公介 松岡歩 松村公太 京都絵美

お時間がございましたら宜しくお願い致します。

10号 夢昼

10号 夢昼

 

今後の展示予定

11月8日~17日 第五回 双の会

場所 春風洞画(日本橋)10号2点出品

第5回 双の会(Sou-no-Kai:新作日本画グループ展)

11月20日~26日 第三回 獅迅会

場所 柳井美術(千駄木)6号、4号1点ずつ出品

https://www.yanai-bijutsu.jp/

 

11月22日~28日 第二回 栴の会

場所 長江洞画廊(岐阜)6号1点出品

http://www.chokodo.com/

 

お時間のある方、お近くの方、宜しくお願い致します。

 

<コラム>アトリエにて

40歳までにアトリエを建てたいと私は言ったらしい。

母親曰く、大学に入って何年か経った頃。勿論、芸術を生業にしていくことがどんな事かなんて何も知らないに等しい頃。その後、学生を終えてから約10年。辛い時期も厳しい時期もなんだかんだ楽しみながらプロとしてキャリアを重ねることが今のところ出来ている。

画家、絵描き、芸術家……唯でさえ一般的には謎が多い職業なのに、私は日本画という更に馴染みのない世界に身を置いてきた。

食えないといわれているこの業界で、少しずつだが貯金できるようになってきたのは、確かに30代も終盤を迎えたここ1,2年だろう。

消費税が上がる前に、自分のアトリエを建てようと動き出し、半年間建築会社の社員や銀行員と頻繁にやり取りをした。そこでとにかく痛感したのは、絵を売って収入を得るこの職業が社会の中ではかなり特殊であるということ。とはいえ、隙間産業のように美味しいものではない。

家具職人や食器等日用品を作る人間ならば、需要と供給の形を誰でもわかりやすく目にすることができるが、手に職はあれど、職人と同じカテゴリーには入らない、なんとも言いようのない職種が日本画家なのだ。

壁に絵を架ける習慣どころか心の余裕の無い現代の文化レベルを嘆いていても何も生み出せないので、興味を持たれた場合には、私なりにこの業界のことをポジティブに説明することが多い。

しかし、それぞれの価値観が支配する世界なので、この世界にお金が発生することが信じられない人にとってはどうにも腑に落ちるものではなく、知れば知るほど首を傾げたくなる世界なようだ。

芸術に身を置く人間は食えない。いや、自由に好きなことやって生きているのだから食えなくて当たり前だという偏見も根強い。本来、貧困とハングリー精神は似て非なるものなのだと思うのだが。

しかし一週間ほど前、アトリエを手に入れることができた。

自己資金が少なく、最大ローンを組みどうにか実現したものであり、アトリエ重視の建物で生活スペースは微々たるもの。土地の価格の関係から、場所は実家よりさらに都心から離れてしまった。

しかし、結局私達は幾ら稼ぐかではなく何を生み出していくかの勝負をし、そこに価値を見出し生きていく人種なのだ。今回の件で多少社会に揉まれ、浮世離れした自分が露わになる中その思いはより強くなった。

奇しくも先日40歳になったばかり。

とにかく今日からこの場で良い仕事をしていこう。いつか傑作を生み出だすために。

旅行記

昨年に続き二度目の小豆島取材旅行。棚田やオリーブの取材を目的にレンタカーで島中を回りました。

学生を含む後輩作家3人を連れて来た旅行ですが、運転免許を持っているのは自分のみ。

若者の車離れが巷で話題になり、ましてや作家と貧困はセットでもあるから車にまで興味を持てないのは当たり前ではあります。しかし公共交通機関のみを利用するだけでは作家としてのフットワークは重くなる………まあ、現地でそんな説教しても意味がないので、先輩なのに運転手役だが、好きな場所へ行けるしギリギリ天気にも恵まれたので良しとしました。

小豆島は適度に観光地化しながらも瀬戸内地方の特徴を残した自然がまだまだ多く、日本画家としては今後も訪れたい、広過ぎず狭過ぎない有難い島でした。

少し前の話ですが

少し前になりますが、「日本画への招待」と題して日本橋三越にてギャラリートークをさせて頂きました。

一般には馴染みのない日本画材の紹介や扱い方を出来るだけ分かりやすく説明することが今回のコンセプト。天候にも恵まれたせいかギャラリーの多さにびっくり。三越の方にもギャラリートークとしては久々のヒットと伝えられひと安心。

また、アシスタントをしてくれた女流画家の川﨑麻央さんと松原亜実さんは、筆者が博士課程のころ入学してきた世代で、当時は将来一緒に仕事をするなんて想像もしていなかったことを思うと感慨深い一日となりました。

制作に意欲的な二人に訪れるであろう、明るい未来に感謝。

 

近況報告と告知

6月は阪急梅田店の「水無月会」、日本橋三越の「無窮の会」、名古屋松坂屋の「和魂」に作品を出品してきました。7月からもグループ展への出品が続きます。

7月1日㈰~7日㈯ 炎心会2018 岩勝画廊 http://www.iwakatsu.net/

7月4日㈬~9日㈪ 和魂 新潟三越 https://mitsukoshi.mistore.jp/store/niigata/event/index2.html

7月23日㈪~8月2日㈭  風待の会 ギャラリー和田 http://www.gallery-wada.jp/

8月1日㈬~7日㈫ ちいさきものはみないとし 日本橋高島屋 http://www.takashimaya.co.jp/tokyo/event3/

8月15日㈭~21日㈫ 風待の会 松坂屋名古屋店 https://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/garou/index.php

お近くの方、どうぞ宜しくお願い致します。

 

画像は日本橋高島屋の「ちいさきものはみないとし」に出品する作品 「水生」

 

水生

 

和魂が始まります

靖山画廊と酒井京清堂にて、日本画男性作家によるグループ展「和魂」が開催されます。

和魂とは日本人固有の精神、簡単に言うと大和魂みたいなものです。

若手女流作家のグループ展が多い中、流行りに逆行するような男性作家のみで行われるこの展覧会。地力がありながらも陰に隠れがちな若手男性作家が、存分に力を発揮できるような場として定着することを目指し酒井京清堂、靖山画廊の企画として形にして頂きました。

日程は

※同時開催※酒井京清堂、靖山画廊 5月16日~22日

名古屋松坂屋 5月30日~6月5日

仙台三越 6月20日~26日

新潟三越 7月4日~9日

その他数か所巡回予定

そして何より多忙な中、第1回目のゲスト作家として力を貸してしていただく福井江太郎先生の男気に感謝いたします。私や泉氏では与えられない刺激を、若手達がどう感じてくれるのかとても楽しみです。

【出品作家】
松岡歩/泉東臣/金澤隆/北澤龍/小林範之/楚里勇己/藤巻嶺/本多翔/幸亮太
<特別ゲスト> 福井江太郎

宜しくお願い致します。

出品作 大山椒魚

 

展覧会情報

本年度最初の個展は天満屋岡山店から。

昨年から、福山、広島と巡回し最終地です。

 

岡山天満屋美術画廊

http://www.tenmaya.co.jp/cgi/web/index.cgi?c=gallery&shop_pk=1

 

会期は5月2日~8日

私の在廊は

5日12時~LAST、6日START~15時

となっております。

宜しくお願い致します。

 

 

 

<コラム> 謝恩会にて思う

昨日は東京藝術大学の卒業式&謝恩会。
 
卒業生達の今後の予定について何人かと話す機会があったが、大学院へ行かない学生もアニメ制作会社やゲームデザイン会社に就職が決まっていて安堵。
 
藝大は就職への指導に欠け、多くの無職、行方不明を生み出す大学だと偏った声ばかりが目立つが、それぞれの未来が分かれていくのは学生それぞれの種類の違いであり、環境の問題ではないはず。大学院や博士に進もうが、フリーになろうが、就職しようが、何にせよ大きな希望をもって次のステージへ向かう彼らの後ろ姿はキラキラしていて頼もしかった。
 
技術者として生きていくことは、作家であろうが会社員であろうが厳しい世界には違いないが、好きな事を仕事にできる喜びは決して忘れてはいけないと思う。新入生もSNSなどを通して多くのネガティブな情報を仕入れて入学してくる時代だが、入学式では大きな希望を持った眩しい顔を見せてほしい。

 

 

 

作品搬入と久々の取手校舎

昨日、2018年版カレンダーを担当した縁もあり京葉銀行さんにご依頼頂いていた作品の額装が完成。
来月リニューアルオープンする京葉銀行印西支店に飾り付けに行って来ました。
依頼内容は「印西市の風景で季節感のない絵」ということでモチーフ選びに苦労しましたが、重要文化財に指定されている栄福寺薬師堂を描きました。

薬師堂は、建立年代が明確な建造物としては千葉県最古の木造建築とされていて、その佇まいには悠久の歴史を感じます。その存在感と魅力を表現できればと、思いを込めて制作しました。
ガッチリ建造物を描くのは学部時代に制作して以来かも。
そして飾り付けは三越の高木氏が休日を返上して手伝ってくれました。と言うより、ほぼお任せしてしまいました。高木さんの手際の良い仕事に感謝です!

悠久 30号

その後、利根川を渡り藝大取手校舎に久々の来校。
自分が入学した頃と比べると寂れてしまった姿が逆に愛おしい。

 

 

仕事始めは退任展のお手伝い☆

昨日が日本画研究室の仕事始め。

本年度で藝大を退官される、梅原幸雄先生の退任展の飾りつけです。

朝早くから研究室総出で迅速かつ丁寧な展示作業。

助手の長澤君を中心に迅速かつ丁寧な作業が進みます。

会場である藝大陳列館は、自然光が美しくとても素晴らしい展覧会になりそうです。

1月6日から18日まで。

是非梅原先生の歴史を堪能して頂ければと思います。

 

迎春

明けましておめでとうございます。

今年の干支は戌ですね。

 

春を迎え元気に走り回る仔犬です。

本年もこのホームページを宜しくお願い致します。

本年もありがとうございました

今年は30代最後の年でした。

最初の個展から10年。

院展初入選からも10年。

いろいろな意味で成果を見せなければならない勝負の年が終わります。

実は8月末から少し体調を崩した時期がありました。

体調不良の中、京葉銀行のカレンダーの原画制作や、都内で三年ぶりの個展の準備。

そんな人生で最も印象深い一年を乗り越えられるのは、周囲の人間に恵まれているからこそです。

いつも応援ありがとうございます。

様々な人々に迷惑をかけながらも、支えられ、時に喜びを分かち合い、未来に繋げていく。

感謝の気持ちは、一層の努力をするだけの地味な形でしか表せませんが、来年からもどうぞ応援宜しくお願い申し上げます。

外は海 2017

 

ご来場ありがとうございました☆

11月22日から28日まで日本橋三越にて開催された個展が無事終了致しました。

多くの方々の真剣な仕事に支えられ、毎日ほどよい緊張感と、楽しく有意義な時間を過ごさせて頂きました。

あっという間の一週間。

多くの方々のご来場ありがとうございました。

日本画の尊敬する先輩方や教え子でもある後輩達に加え、他のジャンルの作家や藝大を目指す予備校生まで、この世界で切磋琢磨していくであろう人間たちとの嬉しい交流が出来ました。それができるのは日本橋三越ならではの特色であり、最大の魅力ではないでしょうか。

次回、日本橋三越での個展は三年後の2020年。40代に突入していますが日本画家としてはまだまだヒヨっ子。

ただただ頑張るだけしかできませんが、今後とも応援よろしくお願い致します。

夏の夜 10号

アスパラガス 8号

ギャラリートーク

個展へむけて③

22日からついに個展が始まります。

一昨日最後の出品作を描き終え額装に出し、あとは当日を待つのみ。

初日は大学の講評会と重なり、午後15時辺りから在廊する予定です。

土日は終日在廊予定ですので、多くの方々とお会いするのを楽しみにしております。

 

冬の沼辺 12号 2017年

 

松岡歩日本画展

-静寂と云う気配-

会期 2017年11月22日(水)~28日(火)

    会場 日本橋三越本店 本館6階 美術特選画廊

※ギャラリートーク 25日(土)14時

宜しくお願い致します。

 

個展へむけて②

日本橋三越の個展まで2週間を切りました。

 

今回の個展は、日本画では数多くの名作を生みだして来たテーマである桜や雪景色などに挑戦していまが、院展作品に関連したテーマの作品も勿論出品致します。

 

 

水生 F10号

 

また、嬉しいことに三越6階の美術フロアでは出品作の数点が2週程前から飾られています。

足を運ぶ機会があれば是非探してみてください。

 

松岡歩日本画展

-静寂と云う気配-

会期 2017年11月22日(水)~28日(火)

    会場 日本橋三越本店 本館6階 美術特選画廊

※ギャラリートーク 25日(土)14時

 

宜しくお願い致します。

 

 

 

 

新しく名刺を作りました!

HP開設に伴い、新しいタイプの名刺を作りました。

表面にはHPのURLとメールアドレス、裏面は白熊をモチーフとした「冬」という作品をトリミングしたものを使用しました。

可愛くて、あざといと評判ですが、紙質や印刷にも拘りました。

今までは大学の名刺をお渡しすることが多かったのですが、これからは作家らしい名刺交換ができそう。お渡しするのが楽しみです。

honestoオリジナルワイン

私がエチケットの原画を担当させて頂きました赤坂のビストロhonest(オネスト)のオリジナルワインが飲み頃となりました。エチケット(ラベル)のデザインは初めての経験。

普段の制作とは違う頭の使い方をしました。楽しいお仕事を頂き感謝!

 

しっかりとした味の白ワインです。
期間限定品です!料理も美味しいお店なので、興味のある方は是非御試しください。

honest オネスト 東京都港区赤坂4-2-3 2F
tel 03-3505-3903
赤坂見附から徒歩3分です。
宜しくお願い致します。

そして、個展ももうすぐです。

松岡歩日本画展

-静寂と云う気配-

会期 2017年11月22日(水)~28日(火)

    会場 日本橋三越本店 本館6階 美術特選画廊

※ギャラリートーク 25日(土)14時

 

是非ご高覧下さい。

個展へむけて①

個展開催まで1か月を切りました。

大学の仕事をしながら、少しずつ時間を作って制作しています。

今まで百貨店の個展では動物中心の展示内容でしたが、今回は風景、植物、箔を使用した作品など、いろいろな種類の絵を出品させていただきます。

残りの時間で1点でも多く完成できればと思っています。

宜しくお願い致します。

 

F15号 一花

 

松岡歩日本画展

-静寂と云う気配-

会期 2017年11月22日(水)~28日(火)

    会場 日本橋三越本店 本館6階 美術特選画廊

※ギャラリートーク 25日(土)14時

図録作成中

来月の個展に向けて展覧会図録を制作しています。

私の作品は色が淡い為印刷での再現が難しく、掲載媒体に関わる方々にはいつも苦労を掛けています。しかし今回は初刷りの段階でかなり丁寧な出来栄え。色校正が一回で済みそうです。

お気に入りの1冊ができそうな予感。

レイアウトやデザインを担当して頂いた企画画廊のKさん、印刷会社の方に感謝です。

展覧会情報

松岡歩日本画展

-静寂と云う気配-

会期 2017年11月22日(水)~28日(火)

    会場 日本橋三越本店 本館6階 美術特選画廊

※ギャラリートーク 25日(土)14時

HPはじめました

過去の作品とこれからのお知らせを紹介していければと思います。

宜しくお願い致します。

 

BACK